今回は私が普段使っている場帳とその作り方を紹介します。
私が使っている場帳は
が見れるようにしてます。
変動幅(ボラティリティ)を把握出来るようにしてあるのが特徴ですね。
(一般的に終値を記録した帳簿のことを場帳と呼んでいます。)
本記事では、変動幅=ボラティリティと定義しています。
場帳の作り方
まずは、表を作ります。(図1)
上記が入力できたら、次にセルの書式設定をしておきます。(図2)
時間帯と価格を入力する箇所は、セルの書式設定を「文字列」にしておきます。(B3:C8とE4とE6)
日付欄(A3:A8)のセルを結合します。(図3)
日付と時間帯を入力していきます。(図4)
変動幅(D列)と日足変動幅(E8)に数式を入れていきます。(図5)
各セルに以下の数式を入力します。
- D3→=(E4-C3)*10000
- D4→=(C3-C4)*10000
- D5~D8はD4のセルをコピーすればOK
- E8→=(E4-E6)*10000
これで数式の入力は終了です。
あとは、罫線を引くなど見た目を整えます。
「*10000」は、変動幅をpips単位で表示させるために入力しています。
そのため、ドル円やクロス円等は「*10000」を「*100」に変えてください。
こうすると変動幅がpips単位でキチンと表示されます。
ここまで終わったら、数字を入れてちゃんと表示されているかをテストします。(図6)
数値を入れて気になるところがあれば調整します。
私個人的には、変動幅を0.1の位まで表示させたいのと、マイナスの時は赤色で表示するようにしたいので、変動幅・日足変動幅のセルの書式設定を少しいじります。(図7・8)
場帳の作成手順は以上です。
後は、これをコピーして増やしていけばOKです。
場帳の使い方
意識されてる価格を見つけるために使う
場帳を見てると同じような価格が何回も出てくることがあります。そういった価格は相場で意識されている価格として認識し、その価格から上振れor下振れするのかを見てます。上振れor下振れが確認できたらエントリーするみたいな感じです。
ボラ(変動幅)があるかどうかを確認するために使う
ボラがあるかどうか、なければチャンスなしと判断してます。また、4hでボラがあっても日足レベルでボラがなければスルーします。
日足レベルでボラがない時は、その辺が重要な価格の可能性もありそうですし、4hレベルで見て飛びつきエントリーをして含み損を抱えてる人がいるだろうなという推測をしてたりします。
場帳を使う意味
情報の断捨離
場帳を使う理由は、要らない情報が入ってこないようにするためです。
そもそもローソク足は始値・終値・最高値・最安値という4つの数値を図式化し、それを時系列で並べ、変動幅(ボラティリティ)もローソク足の大きさで視覚的に分かるようになっている大変便利なツールです。
ただ私にとっては、少し情報が多いんです。毎日見る分には終値の情報だけあれば良くて、つまり場帳があれば十分なんです。
ローソク足チャートが見たい(チャートパターンやラインなどを確認したい)と思った時だけ見ればいいかな、というスタンスです。
情報過多になると、余計なことや本質ではないことを考えてしまうクセがあるので、不要な情報が入ってこないようにするための手段として場帳を記入してるって感じです。
必要な情報だけ頭に入れるために、ローソク足をダウングレードしてるようなイメージですね。
まとめ
今回は、エクセルを使用した場帳の作り方の紹介でした。
誰でも場帳を使えば勝てる、とかそういうことではありません。
自分に必要だと思ったら、使ってみて下さい。