【FX】低レバレッジ運用における損益実績と推移

レバレッジで資金を運用してみた結果、どれくらいのペースで利益が増えていくのか。

実際にやってみた結果を記録として残しておきますので、これから低レバレッジで運用を考えている方の参考になれば幸いです。

レバレッジの定義

運用結果を見る前に、この記事における「低レバレッジ」とは、1回のトレードにおける損失が、口座資金の2%以下に収まるように資金管理することと定義します。

いわゆる2%ルールってやつです。

ちなみに今回の運用は、1回のトレードにおける損失が、口座資金の0.5%以下に収まるように管理・運用してます。(超・低レバレッジです)

それでは運用結果を結果をみていきましょう。

レバレッジ運用の実績

約8ヶ月の低レバ運用の結果

グラフにすると以下のようになります。

2022/2/11~2022/10/31の損益推移

途中で口座資金を増やしたり、日銀の為替介入などで大きく動いたこともあり、グラフ後半は一回のトレード利益額が大きくなってます。

約8ヶ月程で資産3%増という結果が良いのか悪いのかってところは、人によって捉え方が色々あると思いますが、あくまで低レバレッジ運用における資産増加ペースの目安の1つになれば嬉しく思います。

レバレッジ運用の利点

レバレッジ運用していて感じたのは、勝率が低い手法(損小利大の手法)と相性いいってことですね。

損小利大タイプのトレード・運用をしていると、どうしても負けが続く場面が出てきます。

損小利大のトレードスタイルでロットが大きく張っていると、勝ちのタイミングが来る前に退場するかもしれませんし、退場を免れたとしても、損失が大きいため無理に取り返そうとして冷静な判断が出来なくなる可能性が高いです。(これが損小利大トレードの弱点だと思ってます)

この弱点をカバー出来るのが、低レバレッジでの運用です。負けが続いても損失額が大きくならないようコントロールできますからね。メンタルも安定しやすいですよ。実際に、私は6割程度負けてますしね。

半分以上は負けトレード

それでも利益を出せているのは、出来るだけ損失を少なく抑えてるから。その結果、安定したメンタルでトレードを続けられてます。

損小利大運用の裏側

損小利大のトレードって、利益を大きく取ることに注目が集まりがちですけど、一番大事なことって損失を小さく抑えることなんですよ。ちょっと次のデータを見て下さい。

トレード毎の損益率分布

こちらの表は、1回のトレード毎に損益率を出し、それを0.1%毎に分類したものです。

※表の見方※上の段の数字は1トレードあたりの損益率です。(赤が損失、青は利益です。)

下の段は上段の損益率の範囲に収まったトレードの数を表します。

注目してほしいのはここ。

グラフも表示します。

110回の負けトレードの内、83回が-0.1%を下回らない程度の損失

負けトレードの75%は微損です。

つまり損失を小さくしているからこそ、勝ちトレードが少なくてもトータルで利益が出てるんですね。注力すべきは、「損小」です。

損失を少なくするためのコツ

以下は、損失を少なくするためのコツ(主観)です。参考までにどうぞ

1.間違えた時は即切る

  • 変なエントリー
  • 雑なエントリー
  • 感情的なエントリー

これらのトレードを失くせるのが一番ですけど、どうしてもやってしまう時ってたまにあるんですよね。

ただやってしまった後に、「あ、これダメなやつだわ~」って気付く瞬間があるので、そこで切ります。

損するのは嫌ですけど、間違ったトレードで大損するのはもっと嫌です。メンタルに悪過ぎです。

2.値動きに違和感を感じたら切る

ホールド中に「あれ?なんか変。。。だよね、これ?」みたいな値動きを感じたら、大抵そこで切ってます。

疑問を持ちながらポジションを保有するのは、不安も一緒にホールドすることと同義です。メンタルに悪過ぎです。(2回目)

要は、さっさとポジションを手仕舞うってことです。見切りの速さが超大事。

まとめ

というわけで、

  1. 低レバ運用の実績
  2. 低レバ運用の利点
  3. 損小利大運用の裏側
  4. 損失を少なくするためのコツ

の4本立てでお送りしましたが、大事なことは、「損失を抑える」ってことですね。

トレーディングで利益を上げるには、小さい損失を受け入れること(もしくは何もしないで勝トレードを伸ばすこと)しかないことを理解していれば、気持ち良く損失を受け入れられるだろう。

引用元:トレードで行き詰まったときに読む本