はじめに
「FXは待つのが仕事」「FXはチャンスが来るまで待つのが大事」などと良く言われてますが、私の中ではこの言葉に凄く違和感がある。
外から待ってるように見えるのだろうが、個人的には待ってるという感覚なんてない。起こった事象に対応してるだけって言うのが感覚的には合ってる。
トレンドの本質
トレンドの定義の記事で、トレンドとは偏った行動(売買)が積み重なった結果と定義付けた。
この行動(売買)が偏る状態とは、平時とは異質な状態である。つまりトレンドの本質とは、「異常」であると言える。
トレードの本質
トレードとは、異常(トレンド)を検知し、その状態に乗じて利益を上げる行為、と私は定義している。
そして異常(トレンド)は頻繁に起こらないものなので、トレードとはそもそも毎日やるものではないとも言える。
※毎日やりたいなら正常状態(レンジ)で利益を上げる仕組み(トレード手法)を作らなければならないということだ。
- トレンドの本質⇒異常
- トレードの本質⇒異常に乗じること
この2点を前提に持つと、トレードチャンスを待つ=異常な状態になるのを待つということになる。
「この異常な状態になるのを待つ」というニュアンスに物凄く違和感を覚えるということである。
異常(トレンド)は起こるものであって待つものではない
そもそも異常(トレンド)を待つというのがおかしい。異常(トレンド)は待つのではなく起こるもので、能動的に待つものではない。
むしろ能動的に待つからこそ、その姿勢が焦りを生み、無駄なポジションを持つことに繋がるとすら思う。
異常に対応することこそがトレードである
火事が起きたら119番通報し消火活動をするように、異常事態に然るべき対応をすることがトレードであり、その対応・対処が上手くいった結果利益が残ってるという認識だ。
日々の相場チェックは、異常が起きてないかを確認するパトロールのようなものなのである。
まとめ
経験則だが、能動的に「待つ」ことをやめると損失は減る。結果、利益が残るようになる。